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よくある質問

  • 日本カウンセリング学会に入会したいのですが、どうしたらいいですか?

    日本カウンセリング学会の事務局に入会の申請書を請求してください。
    詳細につきましては「入会案内」の項をクリックしてください。

  • カウンセラーになりたいのですが、どうしたらよいでしょうか?

    カウンセラーは現在のところ国家試験制度によって資格が与えられているわけではありません。ですが、カウンセラーになるために最も確実なコースは、大学の心理学科・臨床心理学科・カウンセリングコース等で学んで、さらに大学院(修士課程・博士課程)でカウンセラーとしての専門性を高めることであると思います。
    これ以外にも、カウンセラーになる道は幾つかあります。大学等でカウンセリングを学ばなかった方であっても、カウンセラー希望の人は、例えば日本カウンセリング学会や日本産業カウンセリング学会のような学会に所属し、学会の研修を受けることで「認定カウンセラー」や「産業カウンセラー」になる道が開けます。
    また、民間のカウンセラー養成コースでカウンセリングを学んでからカウンセラーになる道もないわけではありません。しかしながら、現在のところ民間のカウンセリング養成コースで学んだものが学会レベルの研修に相当するか明確になっていません。大学のカウンセリング関係の単位等は、学会の研修会の単位に読み替えができる場合もあります。

  • カウンセラーの資格について知りたい。どんな資格がありますか?

    現在のところ、カウンセラーの資格は統一されていません。心理学関連の学会が連合して、カウンセラーの資格について統一する方向で協議しているのが現状です。
    カウンセラーの資格(平成11年11月現在)

    〈法人認定〉

    1. 臨床心理士
      認定機関:(財)日本臨床心理士資格認定協会(文部省認定)
      発足:1988年
    2. 認定心理士
      認定機関:(社)日本心理学会(文部省認定)
      発足:1990年
    3. 産業カウンセラー(初級・中級・上級)
      発足:1992年
    4. 教育カウンセラー
      発足:1999年

    〈学会認定〉

    1. 心理リハビリテーション資格
      認定機関:日本リハビリテーション心理学会
      発足:1973年
    2. 認定カウンセラー
      認定機関:日本カウンセリング学会
      発足:1986年
    3. 認定催眠技能士
      認定機関:日本催眠医学心理学会
      発足:1986年
    4. 認定バイオフィードバック技能士
      認定機関:日本バイオフィードバック学会
      発足:1988年
    5. 家族相談士
      認定機関:日本家族相談士資格認定委員会(日本家族心理学会・日本家族カウンセリング協会)
      発足:1992年
    6. 自律訓練法指導資格
      認定機関:日本自律訓練学会
      発足:1994年
    7. 学校カウンセラー
      認定機関:日本学校教育相談学会
      発足:1995年
    8. 認定行動療法士
      認定機関:日本行動療法学会
      発足:1995年
    9. 認定応用心理士
      認定機関:日本応用心理学会
      発足:1995年
    10. 認定健康心理士
      認定機関:日本健康心理学会
      発足:1997年
    11. 学校心理士
      認定機関:日本教育心理学会
      発足:1997年
    12. キャリアカウンセラー
      認定機関:日本進路指導学会
      発足

    (日本心理学会 心理学ワールド p6より抜粋)

  • カウンセリングを学習したいのですが、どこかそういう場所がありますか?

    都内には民間でカウンセラー養成コースを開講している研究所・カウンセリングセンター等が幾つかあります。けれども、学会の事務局ではそれらの研究所・カウンセリングセンター等の紹介はしておりません。各自が電話帳ないし新聞・雑誌の広告等で調べて受講してください。また、すでに大学を卒業されていらっしゃる方でしたら、大学の専科履修生や研究生あるいは聴講生となってカウンセリングの講義を聴講したり、単位を取得することもできます。こちらについては大学の心理学科などでカウンセリングを専門としている先生に直接にお願いをして、あらかじめ許可を得た上で、大学独自の選考を経なければなりません。ですが、大学や大学院への再入学や進学よりもハードルは低いと言えるでしょう。

  • カウンセリングを受けたいのですがカウンセラーまたはカウンセリングの機関を紹介してください

    本学会の事務局では、カウンセラーおよびカウンセリング機関の紹介・斡旋はしていません。カウンセリングを受け付けている公的な相談機関(大学の相談室・市町村レベルの教育相談室等)がありますから、最寄りの機関(都道府県庁、大学等)にお問い合わせください。また、各自が新聞・雑誌あるいは電話帳などで「心の相談室」「メンタル・クリニック」等を探してご検討ください。

  • 学会主催の研修会・シンポジウム・大会の日程を教えてください。

    会員の方には、会報等のメディアを通して、周知徹底を図っております。また、研修会・シンポジウムにつきましては、ポスター等で非会員にもお知らせしております。不明な点がございましたら、お気軽に事務局までお問い合わせください。

  • ○○先生の講演会・研修会があったら教えてください。

    学会の事務局が把握している範囲内で得ている情報は提供いたします。お気軽に事務局まで連絡ください。

  • 機関誌「カウンセリング研究」を講読・閲覧したい。

    会員全員には「カウンセリング研究」は頒布されています。「カウンセリング研究」は国会図書館等や一部大学の図書館で閲覧できます。

  • 学会認定カウンセラーになりたいのですが。

    「認定カウンセラー」の項をクリックしてください。

  • 学会の認定カウンセラーになるとどんな利点があるのですか?

    まず、認定カウンセラーの資格を取得したからといって、その資格に見合う職に就けるという保障がないことはお断りしておきたいと思います。認定カウンセラーの資格は、あくまでもカウンセラーとしての資質の向上を図ったと認定された人に与えられるものだからです。認定カウンセラーの資格を取得することで、一番大きな利点は、本学会の定めるカウンセラーの基準を満たしたカウンセラーであるということですから、カウンセリングの専門家としての自信・自負心・アイデンティティをもてることではないでしょうか。つまり、現状ではカウンセラーの資格は国家資格ではありませんので、カウンセラーと自称するよりも、公的な色彩がより強い高い専門性を備えたカウンセラーとして認められやすいと言えるでしょう。また、都道府県や市町村の教育委員会が派遣しているスクールカウンセラーの中には、すでに認定カウンセラーの資格を有する人がいます。今後は、認定カウンセラーの資格が社会的にますます評価・認知され、認定カウンセラーの資格が活かせる職域は増すものと期待しています。

  • 「スーパービジョン」とは、どういうことをするのですか?

    カウンセリングにおいて、診断・面接の能力を高めるために、カウンセリングの初心者(スーパーバイジー)が担当したケースについてカウンセリングの専門家または指導者(スーパーバイザー)に意見または指導をお願いすることを言います。スーパーバイジーは自分が担当したケースをスーパーバイザーに報告し、面接過程についての意見を求め、今後の面接・指導・治療に活用します。
    スーパービジョンの形態として、スーパーバイジーとスーパーバイザーが1対1でスーパービジョンを進める方法や、スーパーバイザーが一人で、スーパーバイジーが数人いる集団スーパービジョンの形態があります。
    いずれの場合でも、スーパーバイジーは指導者・専門家の指導やアドバイスを受けて、自己のカウンセリングの問題点や面接過程を振り返り、よりよいカウンセリングのあり方を習得することになります。いわば、カウンセラーが自己分析を行なって、よりよいカウンセリングをクライエントに提供するための研修であると言えます。